ね、眠い…

殺人は癖になる―メソポタミアの殺人

アガサ・クリスティ
厚木 淳訳

みつる的評価


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やっと読み終えました。A・クリスティの作品にしては読むのに手こずりましたが。ともかく読了です。そして、また夜を明かしてしまいました(;´Д`)
ん〜、なんと言いましょうか。今回の事件のトリックには無理があり過ぎる気がします。1階の窓から顔を出している女性に、一抱えもある石臼を2階から落として、果たして命中するものでしょうか?誰も被験者にはなってはくれそうにないので、実験はしませんけれども。登場人物の一人が、知ってるはずのない事をなぜか知っているのも気になりましたが。
しかし、東京創元社の『殺人は癖になる』という邦題。これはポアロが作中に言うセリフから来ているのですけれども。これでは、読む前から連続殺人になるのが分かってしまって、そのぶん楽しみが減ってしまいます。原題や早川書房のように『メソポアタミアの殺人狂』にした方がずっとエンターテイメント性に優れてると思った一冊でした。