保守派から一言。

ビッグ4
アガサ・クリスティー 中村 妙子

みつる的評価 
ポアロっぽくないかも…
いつもとちょっと違うポアロ

Amazonで見ちゃう
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ポアロ』シリーズのなかでも、1,2を争う不人気作『ビッグ4』ですが。読んでみて、その理由が分かりました。突然、世界最高の「灰色の脳細胞の使い手*1」のところに転がり込んで来た瀕死の秘密諜報部員!彼が告げる世界規模の裏組織「ビッグ4」とは?というストーリーなのですが。話が国家レベルにまで飛躍してしまって、普段のポアロらしくないのです。保守的だと言われるかも知れませんが、「定番ヒーロー」たるもの、そのスタイルを変えるべきではないと思いますよ。このことは現在放映中の、石坂浩二版『水戸黄門』にも言えることですが。ご老公にヒゲがないなんて…。・゜・(ノД`)・゜・。

*1:むろんポアロの事です。