中華料理は危険がいっぱい☆

最近*1中華にご執心なみつるです。今日のお昼は前々から気になっていた華人が経営する飯店にて。食べ物の好き嫌いはほとんどない僕ですが、それでも食べられない物の1つや2つはあるものです。僕が食べられないもの、それは…

  1. メロン。非難されようがどうしようが、メロンが薫っただけで三途の河が望めてしまいます(;x_x)20歳でメロンとは無関係だと知るまで、あんなに美味しいメロンパン*2やメロンソーダを口にした事すらなく。人生かなり大損こいて育ちました。
  2. ドライカレーに入ったレーズン。これには幾人かの同志がいるので、強気で拒否できる食材です(笑)
  3. エビチリに入ったパイナップル。基本的に塩辛いものに甘いものを加えるのが許せないのですよ*3ヽ(`Д´#)ノ

でも、まぁ、自分の食べられない物がハッキリしているので、普段は人とどこへ食事に行っても困ることはないです。が、しかし!中華は危険なのです。とくに本場を自負し、美味しいと噂される中華飯店は危険度なのです!なぜなら、そ〜いうお店の多くはメニューも本場だから!写真が載ってるとか、せめて日本語の解説が付いてるとかならいいのですが、なにせ本場。そ〜いう親切設計なメニューとは無縁なのです(;_;)従業員の方たちもやはり本場モノなので、料理の説明を求めても要領を得ないですし。こうなると「本場だから」という言葉に一種の免罪符のような響きを感じてしまいます(;・∀・)
さて、今日の飯店もまさにそんな「本場な」お店でした。店内はいかにも中華風。壁には紹興酒の詰まったカメがずらり。そしてメニューをひらけば、そこには中国3000年の歴史が誇る漢字が!漢文で赤点経験のある僕にこれを読めと?席まで案内してくれた店員さんに目で訴えかけるも笑顔で厨房へと去って行きます。言葉の通じないときの店員さんのリアクションです。これは覚悟を決めて漢字から料理を推察するしかないようです(涙)
みつるは高校の漢文で赤点を取った分際で、大学では第二外国語に中国語を選択していたような人間です。もちろん試験も追々々々試でねじ伏せてやりましたとも。「炒」という字があれば、とりあえずそれが「炒め物」であることくらいは分かります。「炒」を探してページをめくると。あります、あります。かなりたくさんの「炒○」が。でも、その○の中で読めるのは「肉」「魚」「豆」「菜」だけ。この中からパイナップルやチェリーなどの甘味の入っていない安全な料理を選ばなくてはなりません。さて、どうする、自分?
まず過去の経験と照らし合わせて「菜」は果物が混じってそうなので除外。安全策を採ってエビチリっぽい料理に使われそうな「豆」も戦列から外します。うんうん、我ながら実に合理的です( `∀´)残るは2つ。ここからが正念場です(んな大袈裟なものか^^;)。
「魚」の方だとエビチリにビンゴ!しそうな予感がします。魚と見せかけてエビでした、みたいなオチが待ってそうな匂いがプンプンします。「魚」も避けた方が無難でしょう。と言うことは…やった!お肉だっヽ( ´▽`)ノそれでは優勝は「肉」に決定!うっほほ〜いっ!…と思ったら「肉」の後ろに「果」の文字がひっついてるじゃありませんか!危険だ…、危険すぎる!この「果」がもしパイナップルだったら。チェリーだったら。メロンだったら!?〓(´□`;)…出来ない。僕には「果」付きの「肉」を選ぶなんて出来っこない…_| ̄|○…はうぅ…
仕方ない。残るは「魚」だ。「魚」にすべてを賭けよう。10月最大の決断(笑)店員さんを呼び止めてメニューの「炒魚尤魚」を指差しで注文。「魚尤魚」って何?料理が運ばれてくるまでの10分間、心臓はバクバクです。そして運ばれてきたのは…イカ甘味も入ってない!ホントに良かったぁ(しかし、脱力のあまり味を忘れる)
家に帰ってさっそく中日辞典で調べてみると、「魚尤」と書いてイカを意味するそうです。僕の注文した「炒魚尤魚」も載ってました。意味は

  • 「1.イカを炒める」 なるほど、まんまですね。
  • 「2.仕事をクビにする」 なんですとっ!?〓(゜д゜lll)大昔の中国では、上司にこの料理を振舞われたら、それが解雇通告を意味したそうです。

明日から、上司とは中華飯店へ行きませんっ( ・へ・)

*1:僕が「最近」と言ったときはここ2,3年を意味するらしい。本人に自覚はないが周りが口をそろえて言うのでまず間違いない(苦笑)

*2:夕張メロンパンなんて邪道だ!と思うのはみつるだけでしょうか?

*3:フィンランドのサンタクロース村で食べたトナカイのステーキには甘〜いオレンジソースがかかっていて泣きました( ´Д⊂ヽ