幸運その〓

一澤帆布には裏切られましたが、まだ明日があります。今日はママチャリを使って精一杯観光することにします!底抜けのポジティブがみつるの信条ですから( ´∀`)
まずは来た道をちょっと戻って、三条通に面している京都文化博物館を見学です。ここはレンガ造りの別館が素晴らしく。東京駅などを設計した辰野金吾とその弟子の長野宇平治の設計によって明治39年に竣工した英国様式のレンガ建築は、昭和41年まで旧日本銀行京都支店として使われていたそうです。
僕の行った日は、ちょうど特別展示『近世京都の狩野派展』の最終日でした。そして、ここでまたもや幸運が。あまり美術展には興味のない僕が1100円の入館料金になやんでいると、隣にいた初老のご婦人が余ったからと言って無料招待券を下さったのですヽ( ´▽`)ノツキが向いているようです。決して僕が物欲しそうにしていたわけでは…ゴニョゴニョ
親切なご婦人のおかげで面白い日本画も見れました。観澤探索(1769〜1797)の描いた『外法の梯子剃り図』というもの*1

大黒様が外法(=福寿禄)の頭にハシゴを掛けて、長い頭の毛を剃ってる絵なのだけど。福寿禄って地ハゲじゃないんだ!と妙に感動。
もちろん常設展示の方も感動しきり。とくに平安の京中を描いた『洛中洛外図』というジャンルの絵が気に入りました。絵の中に生きている人たちを眺めていると、千年前の生活ぶりが見えてくるあたりが面白すぎです!だからみつるは浮世絵なんかも好きなのです。あまりに面白かったので、本も買っちゃいました♪僕にしては高い本ですけど、全然後悔はありません(´ー`)

洛中洛外図 舟木本―町のにぎわいが聞こえる
奥平 俊六

小学館
2001-03
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どの『洛中洛外図』を見ても必ず、「酔っ払い」「ナンパ」「喧嘩」「宴会」は描かれているんですよねぇ。う〜ん、興味深い。

*1:注)写真は別の人が描いた作品です。